2018/05/20 09:11


訪ねてくださって

ありがとうございます。


ゴールデンウィークも過ぎ、年に一度のクラフト

市も無事終わり、ほっと一息ついたら今度は稲の

苗を育てる時期が巡ってきました。


4月下旬に60℃のお湯で5分間漬けて温熱消毒を

施した稲の種をタライに水を張りその中で十日間

お米の粒の白い部分からポチッと芽がでるまで吸

水をさせた後に急激な温度変化に対応できる稲に

するため冷蔵庫で1週間眠ってもらって苗箱に蒔

く下準備をします。


蒔く時に使うのは「みのる式ポット」というスポッ

と抜いたら苗の本数を数えることなく植えられる

苗箱と稲の籾殻をいぶし焼きにした「もみがらく

んたん」を使用します。稲作を始めた頃は「育苗培

土」という土を使っていたのですが毎年山を削っ

て作られている土だということ、もみがらくんた

んだと雑菌が繁殖しにくく丈夫な苗が育つという

理由からもみがらくんたんを使った苗作りをして

います。


苗箱1枚の穴の数は448穴、そこにもみがらくん

たんを半分くらい入れて稲の種を3粒ずついれて

最後にもみがらくんたんを穴が埋まるまで入れて

ジョウロで水をかけます。今年は24枚の苗箱に

蒔いたのであわせて96768粒の種を蒔き、10752

株の苗が育つ計算になります。実際に必要な株数

は約8000株ですが全てがまんべんなく発芽して

くれるわけではないので無事芽が出てくれるかド

キドキな日々が始まります。


苗床は畑の一角をレーキ(野球部が部活後にグラ

ウンドを整地するのに使うような道具です)で水

平を目標にならし、ビニールシートを敷き、苗箱

を並べ、乾燥防止と保温のためのシートで苗床を

くるみ、トンネルメッシュという金属で出来たト

ンネルをかぶせ、保温のために仕上げにシートで

覆ったら苗を育てる準備の完成です。自分のペー

スで出来ることがあると自分が整うような感覚を

味わえます。あなたにとって夢中になれることは

どんなことですか?


作品とは全く関係のないブログにお付き合いくだ

さってありがとうございました。